アナトミー・トレイン① 概論

アナトミー・トレイン
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アナトミー・トレインとは?

アメリカのボディワーカーである
トム・マイヤーズ(Thomas Myers)氏
によって提唱された理論です。

アナトミー・トレインを直訳すると
「解剖学・列車」となりますが、

その名前の由来は、

人体を丁寧に解剖していくと、
筋肉を包む膜が
別の筋肉の膜につながっており、
一つの連続体のように見える。

この連続体を
鉄道の路線に
見立てて表現しています。

それらの路線は
ライン(Line)と呼ばれ、
12のラインに分類されています。


12のライン

  1. SBL(Superficial Back Line):表層後面
  2. SFL(Superficial Front Line):表層前面
  3. LTL(Lateral Line):側面
  4. SPL(Spiral Line):らせん面
  5. SFAL(Superficial Front Arm Line):上肢表層前面
  6. DFAL(Deep Front Arm Line):上肢深層前面
  7. SBAL(Superficial Back Arm Line):上肢表層後面
  8. DBAL(Deep Back Arm Line):上肢深層後面
  9. BFL(Back Functional Line)
  10. FFL(Front Functional Line)
  11. IFL(Ipsilateral Functional Line)
  12. DFL(Deep Front Line):深層前面

これらのラインについては
個別に別記事で書いていきます。


鍼灸マッサージ臨床での活用方法

まずは立位での姿勢分析

立った状態で
前後左右、上半身の捻りの歪み
を確認します。

体幹の側屈、回旋で左右どちらが苦手か確認

立った状態での側屈、
座った状態での上半身の回旋
で左右のどちらが苦手か確認します。

施術ベッド上で関節可動域や筋緊張部を診る

施術ベッドに
仰向け、うつ伏せ、横向きの状態で、
全身の関節可動域と
筋肉の緊張部位を確認します。

情報を統合し、治療するラインを決定する

得られた所見を統合し、
どのラインが短縮しているか、
訴えの症状に影響しているか
を決定します。

施術はTPへの鍼と筋・筋膜リリースの手技

治療対象としたライン上の
筋筋膜のTP(トリガーポイント)に鍼施術、
および筋・筋膜リリースの手技
を行います。

DFL(Deep Front Line)は最重要

DFLは治療の効率面から
施術の順番が最後になりますが、
身体の安定性に大きく関わっています。

また、
DFLは内臓を包む膜や
交感神経節、迷走神経にも
つながっており、
臓器や自律神経系にも
影響が大きいため最も重要です。

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