鍼灸マッサージ施術の
仕事をしていて、
患者さんのお悩みで
一番多いのは「痛み」です。
臨床経験を重ねると、
痛みは難しい
ことが分かってきます。
どう難しいかというと、
その「曖昧(あいまい)さ」
です。
痛みを訴えるご本人が、
その痛い場所が
はっきりわからないこと
が日常的にあります。
医師に神経痛といわれて
来院した方が、
神経痛ではなかったこと
もしばしばあります。
この記事では、
痛みの定義について
書いてあります。
別の記事で、
痛みの種類やメカニズム
個人的な経験や考えなど
をまとめます。
痛みの定義
2020年に、
国際疼痛学会
(IASP:International Association for the Study of Pain)
により
痛みの定義が
改訂されました。
実際の組織損傷、
出典:日本疼痛学会訳
もしくは組織損傷が
起こり得る状態に付随する、
あるいはそれに似た、
感覚かつ情動の
不快な体験
定義を簡単にすると、
①組織が損傷している状態
②まだ組織は損傷していない
が、しそうな状態
③問題のない状態
において、
痛みという感覚と
つらい・苦しいといった感情
が伴うもの
ということです。
お気づきの通り、
③が不思議で、
悪いところはないのに
苦痛を感じる
ことになります。
このことは、
心理社会的疼痛
または
心因性疼痛
と呼ばれています。


